3年生 乳幼児ふれあい体験


3年生の家庭科で「乳幼児ふれあい体験」がありました。

赤ちゃんや1歳児ママさん。
そして,妊婦さんが学校に来てくださいました。


ふれあい前の事前学習です。
妊婦さんや子育て中のお母さんから
お話を聞かせてもらいました。

妊娠が分かった時の喜び,
そして,元気に生まれてきてくれることは
奇跡的なことなんだというお話がありました。

また,仕事をしながらの妊娠生活の大変さ,
妊婦であることに誰もが理解を示してくれるわけではないこと,
自分からできること・できないこと・手伝ってほしいことなどを
発信していかなければならないことをお話してくださいました。

子育て中のお母さんからは,
赤ちゃんのお世話をしていると,上のお姉ちゃんには我慢をして
もらうことが多いけれど,さみしい思いをさせたくないこと,
きょうだい一人ひとりをお母さんは
とても愛しているんだよと伝えていること。
それが,子供にちゃんと伝わっていたらいいなという
母の想いなどを聞かせてもらいました。

そして,いよいよふれあいタイム。

妊婦さんのお腹を触らせていただきました。
胎動を感じた人もいたようです(^^♪

妊娠中のこと,いろんなお話を聞けました。

子育て中のお母さんにもたくさん質問できました。

これまで長生きしようとか思っていなかったけど,
赤ちゃんが生まれて,この世に自分よりも大切なもの
があるんだということを知り,
この子がしっかりと成長するまでは元気でいようと
思ったことなど,お母さんとしての想いを
たくさん聞けました。


体験コーナーでは,妊婦疑似体験,
子育てお世話体験をしました。

重さにびっくり!
しゃがめないし,足元が見えないし…
いつも通りの行動もできない…
妊娠中の生活は自分の想像以上に大変なもの
だったとの感想が聞かれました。





抱っこやお風呂,おむつ替え。
今日は人形だったけど,
動き回る赤ちゃんに毎日お世話すると考えると…

自分にもこんな時期があり,
お家の方にこうやって育ててきてもらったんだ
ということを改めて感じ,お家の方への
感謝の気持ちが聞かれました。


実際に,赤ちゃんや幼児とふれあっていた時の
みんなの表情はとても素敵でした。




素敵な,にこにこ笑顔がたくさんでしたね(^^♪

お散歩したい!じゃあ行こう!
たくさんのボディーガードがついて出発です。


ずっと一人の男の子と一緒に遊んでくれた彼。
男の子がだんだんと自分に心を開いてくれて,
最後には,階段を降りるときに男の子から
手を伸ばしてきてくれた!!
その時,
子育てって大変なことも多いだろうけれど,
この瞬間の喜びがあるから
がんばれるんだなと実感したそうです。
いい経験をしましたね。

その他にも,体験を通しての振り返りからこんな声が聞かれました。

◇◆◇◆◇◆

●話している言葉が分からなくても,自分たちが笑顔でいると
幼児も自分が褒めてもらっていることを認識して笑顔になった。
表情ひとつでこんなに変わるんだということを実感しました。

●お母さんは悩みを抱えながらも育児に向き合っている。
子育ては大変なことがあるけど,元気に育ってほしい,
健康に過ごせるようにと未来のことを考えて毎日頑張っているんだと
思いました。私もそうやって育ってきた一人。
両親に改めて感謝しないといけないと思いました。

●赤ちゃんと接して,子育てするということは命と向き合うこ
とだと思った。
ちょっとした心の動きが赤ちゃんに伝わってしまう。
家庭の雰囲気が,その子の人生に大きく関わってくる。
そういったプレッシャーがありながらも
わが子と楽しい時間を過ごせるのが
「子育て」なのかなと考えた。

●妊婦さんの大変なことを学べた。街で見かけたら自然に手助けが
できるようになりたい。社会全体が育児や妊婦さんに優しくなれるように
することが一番だと思った。

●赤ちゃんの頃の自分のアルバムをみた。
こんなにも愛されて育ててくれた親に感謝です。

●子育てするにあたり不安なことはたくさんあると伺ったが
それを乗り越えられるのは家族の助けはもちろん,
自分の子供にも助けられるということを知ったので
家族の関りは大切だということを実感した。


◆◇◆◇◆◇

何年先か,みんなが親になったときも,
自分の周りの人と一緒に,すてきな「子育て」ができますように。

みんなのおへそには,自分が一人じゃない,
だれかと繋がっていたんだという証が
ちゃんとあります(^^♪